おまけ二章

一夜が明けた。俺は、ポッケ村から出ようとしていた。
そう、いつもの家に戻るためにな。
凛「出るのか。」
俺「ああ。世話になったな。」
そして、出ようとした時。
凛「Len。」
俺「何だい?」
凛「また、来てくれ……今度は………」
そう言った所で唇をきゅっと締め。
凛「一緒に狩りでもどうだ?まだLenと狩りをしていないからな。」
俺「ああ、そうだな。また、近い内にこっちに来るよ。」
凛「ではな。気をつけてくれ。」
サンキュ、と挨拶をして俺はポッケ村を去った。
しかし……凛は最後、何を言おうとしていたんだ?

そう考えている内にジャンボ村に着き、俺はまた何時もの様に狩りに出掛けた…

それから、数ヶ月が過ぎて、アイツはどうしているだろうと思ってたら。
また村長さんからココット村の村長さんに渡し物だって言うんで届けに行った。
んで、どうせ遠くまで来たんだ。ポッケ村にも行ってみようかな?と思い立ったんで行ってみたんだ。
着いて即効で行ったのがアイツの家。ドアをノックして、開いたドアの先に居たのは、勿論アイツ。
凛のヤツ、ポカンとしてる。
俺「よう。元気だったか?」
凛「……Lenか?Lenなのか!?」
俺「ああ、そうさ。何時ぞやの約束、果たしに着たんだ。」
凛「Len……」
俺はとりあえず上がらせてもらった。
俺「相変わらずだな。お前。」
凛「?」
俺「ほれ、肉が焦げているぞ?」
凛「あっ!?忘れていた。待っててくれ!」
俺は逃げんがな。と、思いつつ玄関で待つ。
凛「ふう……すまないな。」
俺「いや、別に構わないぜ?」
凛「ホットドリンクでも飲むか?」
「そうだな。」と言う俺。何か、前と似ているな。
凛「お待たせ。どうぞ。」
俺は「どうも。」と言いつつ飲む。
飲みながら、こいつ、性格がちょっと変わったかな?と思う。
俺「ふう、ご馳走様でした。」
凛「いや、いいんだ。さて、行くか?」
俺「そうだな。近況とかは狩り場で話そうか。」
凛「ああ。だが、クエストは受けているのか?」
……あまり変わっていなかった。
俺「いや、これからだが……」
凛「ならば、今狩りたいやつがいる。一緒に狩ってくれないか?」
俺「勿論さ。だが、何を狩るんだ?」
凛「リオレイア。ヤツの逆鱗が不足しているんだ。」
俺「場所は?」
凛「少し遠いが、密林にしようかと思っている。あそこの方が狩りやすい。」
俺「…………………………」
凛「Len?どうした?」
俺「……ああ、すまないな。考え事をしていただけさ。さて、受注もしたし、行くとするか。」
凛「ああ。」
………密林ね。そういえば、暫く行ってなかった。久しぶりにあそこに行ってみるか。

意外と離れているもんだな。ジャンボ村からだと数分もせずに着くからな……
俺「さて、凛。お前は何の武器を持ってきた?」
凛「太刀だ。」
凛らしいな。
俺「俺はハンマーを持ってきた。」
さて、これからだな。
俺は今まで一度も誰かと共に狩りをした事が無いんだ。どうなる事かね……
ともあれ、俺と凛は6番に向かった。話していたし、時間が過ぎていた。
6番に出た俺と凛を待ち受けていたのは陸の女王ことリオレイア。
例のごとく、睨み効かせて俺を待ってた様だ。全く……
「凛!!尻尾の切断は任せたぞ!」
「ああ。だが、気絶させてくれれば嬉しいのだがっ。」
「ああ。了解だ!」
即座に方針を決め、レイアに向かう俺。例の如く、とんでも無くでかい火球を吐く。
だが、俺に掛かればこんなのの回避ぐらい、朝飯前さ。
悠々と回避をして頭に3タメ振り下ろしをお返しとばかりに叩き込む。
「ハアァァ!」
……ちっ、そう簡単にはスタンしてくれないか……
まぁいい。その内来るだろうさ。それまで何とか。
そう思いつつ突進を回避する。
転んでいるレイアの、俺は頭に打撃を、凛は尻尾に斬撃を入れる。
……突進を回避しながら攻撃を叩き込む事20分。
「ウオリャァ!!」
レイアの頭に強烈な3タメ振り回しからの振り上げがヒットした。
流石に脳天に大ダメージを食らったのか、転んで中々起き上がれないレイア。
「凛!!!今だ!!尻尾を切るんだ!!」
「分かっている……ハァ!!」
凛の鬼人斬りが当たり、尻尾を切断されたレイアは前方にもがきながら転んだ。
今しかない!
「一気に決めるぞ!凛!」
「ああ。」
「ソラァ!!」
「ハァ!」
起き上がったレイアの脳天に強烈な一撃を食らわす。
だが、レイアもそうは黙っちゃいない。ヤツはキレたんだ。
とんでも無いボリュームで咆哮を上げられ凛はひるんでしまった。
そこに例の強烈な火球が。
「クッ……」
「凛!危ない!!」
俺は凛と火球の間に立ち、ブレスをまともに受けてしまった。
「グゥ!!」
「ハッ!Len!!」
「大丈夫だ、この位…。それよりもヤツを………」
そこで俺の意識はとんだ………
最後の最後に、涙を浮かべながら俺の名前を呼ぶ凛が見えた……

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